(12/29追記)
僕は少し前までMサーナイトのデッキをよく使っていました。自分の性格に合っていて、かなり気に入っていたのですが、最近は全く使っておらず、メインのデッキはグソクムシャゾロアークへとシフトしました。そこで、これまでのMサーナイトの
変遷について、記載します。

SM1~SM1+
まだこの頃はXYの頃から流行していたデッキが多く、Mサーナイトもその1つ。ボルケニオンが相変わらず流行っており、鋼は少なかったことや、有利を取りやすいよるのこうしんもまだ多かったこともあり、十分に環境で戦えるデッキだったと言えます。また、ウソッキーの登場でこれまで不利な戦いを強いられていた、白レックへの対抗手段を得ました。

SM2~SM2+
レスキュータンカ、カプ・テテフGXと立て続けに相性のいいカードが登場しました。しかし、同時に向かい風も。トレーナーズではフィールドブロアーとアセロラ。フィールドブロアーはびっくりメガホンに比べて複数枚採用されることが多く、ソウルリンクと次元の谷の場持ちが大幅に低下しました。更にアセロラの登場で中打点を受け流されやすくなってしまいました。ポケモンでは、ダストダスの登場がやや向かい風。このポケモンの登場でMサーナイトが役割対象としていた超弱点のポケモンが減ってしまい、更にデッキを回すためにグッズを消費しがちなMサーナイト自身も、ダストダスを苦手とします。更にボルケニオンがオカルトマニアによる誤魔化しが効かないバクガメスGXを獲得したことでそのデッキとの相性が悪化、GX技で1回は攻撃をほぼ確実に無力化し、Mサーナイトからの攻撃を受け付けないポケモンを採用できるアローラキュウコンもやや辛い相手でした。ルガルガンGXは五分五分に戦えるポケモンでしたが、メタグロスGXはほぼ勝てないポケモン。これも一定の使用率で、当たらないことを祈るしかありませんでした。

SM3~SM3+
SM3でMサーナイトへの大きな強化はあまりありませんでした。マーシャドーGXの登場でよるのこうしんが、ネクロズマGXの登場でオーロットが強化されましたが、それらのデッキに対してある程度有利に立ち回ることが可能なMサーナイトはまだ環境で十分使えるデッキであったと思います。一方、ホウオウGXの登場でボルケニオンに勝つのはますます困難になりました。サーナイトGXも、オカルトマニアを使えないとそのまま押し切られる苦しい相手でした。グソクムシャGXに関しては、登場して間もない頃は五分五分といったところでしたが、のちにダストダスとの組み合わせが考察されるとダストオキシンによる妨害とゴミなだれのプレッシャーを受けるようになり、更にゾロアークGXと組み合わせられるようになると、グソクムシャ側はアセロラの連打が容易となり、Mサーナイトのダメージを用意に受け流せるようになったため、不利を取られやすくなったと言えます。また、ゾロアークGX対策で採用率の上昇したウソッキー、よるのこうしん対策で採用率の上昇したオドリドリの二体はどちらもMサーナイトに刺さってしまうポケモンで、これらの採用率の増加でいよいよ本格的に向かい風が吹いてきたという感じでした。

SM4~SM4+
マッシブーンGXに対して圧倒的に有利を取れることや、カミツルギGXがMサーナイトと相性が良いことが重なり、一部で注目されるようになりました。また、SM4+で新たな選択肢としてソウルリンクを回収できるマギアナが登場。今思えば、これがMサーナイトが強化された最後の瞬間だったと思います。強化を受けた矢先に新たなソルガレオGXが登場。立ててしまえばダブル無色エネルギーをつけるだけでMサーナイトをワンパンでき、Mサーナイトからは2回で倒すことすら難しい。Mサーナイトには手も足も出ないポケモンです。このポケモンの登場の発表を機に、僕はMサーナイトの使用を断念しました。

SM5
フーパEX、シェイミEXなどのMサーナイトの生命線と言えるポケモンの特性を消してしまうグレイシアGXが登場。更に日食ネクロズマ、ジバコイル、ソルガレオ♦︎などで鋼の強化がなされたことで、フェアリータイプにとって辛い環境が到来しました。Mサーナイトはほぼとどめを刺されたと言えます。

長い間Mサーナイトを使っていて、常に課題だったのが事故率の高さでした。元々サポートがそれほど多くない構築であったことや、白レックのように大量に横並べできないため動きが途中で止まりやすいこと、何よりソウルリンク、次元の谷、エネルギー、Mサーナイト本体と、起動に必要なカードが非常に多いことが原因でした。SMシリーズの間、相性のよいカード(バイタルダンスオドリドリやぶれかぶれマーシャドー、カミツルギGXなど)は多く登場したものの、デッキの回転を阻害しやすくなったり、枠が不足するなどの問題が多発したためその全てを採用することはできず、強化もイマイチ活かせませんでした。更に、それらに枠を割いたことで、Mサーナイトの強みだった「ドローと展開をサポートに頼らず行い、オカルトマニアを使ってターンを渡す」という動きがあまりできなくなってしまったことも問題でした。
今思えば、SMシリーズのスタートから長い期間Mサーナイトにはお世話になりました。あまり結果は残せませんでしたが、このデッキを使ったことで得たノウハウを、今後のポケカをする上でも活かしていきたいと思います。

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